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【2024/03/19 11:12 】 |
火取魔《ひとりま》

火取魔(画) 火取魔(文)



火取魔ひとりま

 世に狐火といふ物あり。巷説に曰ふ。狐の吐く息火となりて燃ゆる、此なり。

 人の老いて齒の抜け目の弱りたるが如く、老狐の火の衰へたるがゆゑに、燈火を求めて襲ひしか。

 火取魔のことは柳田翁の妖怪談義に見えたり。詳らかにせず。加賀山中に現れし怪物の、提燈の火を細くしたるなり。惡しき狐の蝋燭の火を消しゝ話は諸處にあり。


 世の中に狐火というものがある。一説によると、狐の吐く息が火となって燃えるのが、この狐火というものである。

 人が年老いて歯が抜け目が悪くなるように、狐も年老いて火が弱まるのか、そのために火を求めて燈火を襲うのだろうか。

 火取魔のことは柳田國男の『妖怪談義』に見える。詳細不明。加賀山中に現れた怪物が、提灯の火をか細くしたということである。悪さをする狐が蝋燭の火を消したという話は全国いたるところにある。



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【2010/05/01 21:51 】 | 今昔百物語拾遺 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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