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妖怪談義に曰く、肥前東松浦郡の山中にて、おらびかけるとおらび返すとかや。筑後八女郡では山おらびと称すなり。おらぶとは大音聲にて叫ぶ謂なるが、そうけの意は詳らかにせず。山彦は山響きと呼ぶ、別物なり。 按ニ、川赤子、小豆洗ひのたぐひならんか。 * 原註 山彦は山響きと呼ばれぬ。石燕翁、山彦を幽谷響と書きぬ。又こだまとはこだまするものなり。さあらば山彦は叫ぶものにあらず、響くものなり。おのづから山おらびは山響きと別物ならん。 『妖怪談義』 PR |
あかねずみ(赤鼠) 『一話一言』(『日本随筆大成』別巻6) |
世の中に狐火というものがある。一説によると、狐の吐く息が火となって燃えるのが、この狐火というものである。 |
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